ペースメーカー外来

永久ペースメーカー施設認定のお知らせ

2008年04月09日

平成20年4月より永久ペースメーカー取り扱いの認定施設となりました。
ペースメーカーの植え込みは、心臓の脈拍が遅くなる徐脈性不整脈に適応となります。徐脈性不整脈には、心臓収縮のための電気的興奮が正常につくられなくな る「洞不全症候群」と、その伝導が悪くなる「伝導障害」があります。いずれも脈拍数が十分にありませんので、労作時の息切れ、息苦しさ、全身倦怠感、下肢 のむくみなどが生じます。もし、心臓が数秒以上止まると、気を失いそうになったり、ひどい場合は失神したりすることもあります。ただし、夜中など睡眠中に しか徐脈が起こらない場合は、症状にまったく気づかないこともあります。
ペースメーカーは、調子が悪くなった心臓の電気興奮系統の機能を補い、必要に応じた脈拍数を維持する働きを持っています。ですから、重症の徐脈性不整脈は ペースメーカー植え込みによって完治させることができます。植え込みの適応は、ホルター心電図検査や心臓超音波検査など適切な検査を行った上で決定してい ます。2008年では新規ペースメーカー植え込みを計7名の患者様に、ペースメーカー交換を計2名の患者様に施行しました。定期的にペースメーカーチェッ クも行っています。
上記のような症状のある患者様あるいはペースメーカーチェックをご希望の患者様は、是非内科外来までお尋ねください。

有澤総合病院 地域医療連絡室
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