内科と整形外科の連携できめ細かい医療を提供しています

関節リウマチは一般に手指などの関節痛や関節の腫れ、朝のこわばりを特徴とした疾患ですが、他の疾患でも同様の症状を示すことも多く、鑑別が重要です。

この病気は、素早く診断して治療を始めても、知らない間に骨や関節が変形していくため、薬物治療と同時に骨や関節の状態をきちんと評価しておくことが大切です。
当院のリウマチ外来の特色は、リウマチ専門内科医と整形外科医が連携して診療している点です。

内科と整形外科それぞれの専門性を活かして、総合的にリウマチ診療を行っています。
最近のリウマチ治療では強い免疫抑制剤を用いてリウマチの根治を目指す傾向にありますが、治療が強化されるほど副作用の管理は大変重要になります。
このような副作用の管理や手術の適応時期について、整形外科医と内科医のそれぞれ単独で診療していたのでは、お待ちいただくことになったり再度来院していただいたりと無駄な時間が費やされ、時には手遅れにもなりかねません。

当院では担当医同士が気軽に声をかけあい相談できる体制をとっています。
実際に診療を行う担当医はリウマチ専門医の資格を持ち、毎年のリウマチ学会、関節リウマチ学会、臨床リウマチ学会などに参加して日々研鑽を積んでおります。
これらの最新の知識をもって皆様に治療やリウマチに関する情報をご提供いたします。
症例経験も豊富ですので、新しい治療にのみとらわれるのでなく、従来の治療法も織り交ぜて、患者様との対話を軸に最善の治療を患者様と一緒に考えていきたいと考えています。

リウマチ外来

当院の浮村 聡医師が大阪医科大学付属病院総合内科教授に就任

当院木曜日、内科3診外来担当の浮村 聡 医師が平成21年4月1日より大阪医科大学付属病院 総合診療科専門教授に就任致しました。
 医学界で高く評価された浮村 聡医師の研究成果は、地域医療の現場でも有益に活かされることでしょう。
 浮村 聡医師の診察は、当院の他、大阪医科大学付属病院でも月・金曜日に受診できます。

有澤総合病院
院長 柴原 伸久

経鼻内視鏡のご案内

平成21年5月より、内視鏡システム(フジノン東芝電子システム製:Sapientia VP-4400)を導入致しました。直径わずか5.9mmという細さで、従来の経口用の内視鏡スコープの約半分というサイズで鼻からの内視鏡検査ができるようになりました。
プロセッサーにSapientia VP-4400を導入したことにより、画像解析デジタル化され微細な病変もデジタル高画質でモニターに表示、CCDからの高密度な情報を捕え、従来の診断をより一層質の高いものに致します。

【 特 徴 】
 咽頭反射がない。舌根を経口用のように圧迫させないため吐き気症状が極めて少ない。

 息苦しさなどで検査をためらっていた方も不快感がほとんどなく安心して行えます。

 検査中も会話ができます。経口用と違い、口が塞がっていないため医師とのコミュニケーションも
 しっかりとでき、気になることも話せるので安心して行えます。

※経鼻・経口検査の詳しい説明、選択については診察時にご相談下さい。

経鼻内視鏡の案内
内科担当 江碕 弘彦