リウマチ膠原病内科

診療案内

➢対象疾患

○関節リウマチ
○悪性関節リウマチ
○血清反応陰性脊椎関節炎
 ・強直性脊椎炎
 ・反応性関節炎
 ・乾癬性関節炎
 ・炎症性腸疾患に伴う関節炎
 ・掌蹠膿疱症性関節炎
 ・SAPHO症候群
○再発性多発軟骨炎
○成人スティル病
○リウマチ性多発筋痛症
RS3PE症候群
○シェーグレン症候群
○ベーチェット病
○サルコイドーシス
IgG4関連疾患

全身性エリテマトーデス
○全身性強皮症
○皮膚筋炎/多発性筋炎
○混合性結合組織病
○血管炎症候群
 ・大動脈炎症候群(高安病)
 ・巨細胞性動脈炎
 ・結節性多発動脈炎
 ・顕微鏡的多発血管炎
 ・多発血管炎性肉芽腫症
 ・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
 ・クリオグロブリン血管炎
 ・IgG血管炎
 ・低補体血症性蕁麻疹様血管炎
○肺高血圧症
○自己炎症症候群
○不明熱         など

➢当院の特色
①上記疾患を中心に、専門医が幅広く診察を行い、治療を行っています。
②さまざまな年齢の方、合併症をもつ方に対して、患者さんごとに必要な治療を、またそれぞれのライフステージに応じた治療を行っています。
③看護専門外来、関節エコー外来、母性内科外来(*1)などの専門外来を併設しています。
④リウマチ膠原病センターとして院内の整形外科、リハビリテーション科、皮膚科と連携し、また他院の先生方、地域の先生方とともに治療を行っています。
⑤関節エコー検査は、安全で患者さまの誰もが受けていただける検査であり、また実際に検査の結果を見て納得して治療を受けていただきたいため積極的に取り組んでいます。

関節リウマチとは

関節リウマチの患者さまは日本で約200人に1人程度いるといわれ、40~50歳台に好発します。自覚症状として関節の腫れ(腫脹)、関節の痛み(疼痛)が出て、放置していると関節破壊をきたす疾患です。

関節リウマチを疑う症状

手や足を中心に関節の腫れや、痛みがある、関節がこわばる、微熱や、倦怠感がある、指がむくんでいる、洋服のボタンを外すのに手間取る、リボンやひもなどが結びにくいなどです。

関節リウマチの検査

関節リウマチを診断するために用いる検査として、抗CCP抗体やリウマチ因子などの血液検査、関節のレントゲン、関節エコー検査などがあります。血液検査やレントゲン検査では異常がなくても、関節エコー検査で関節炎が見つかる場合もあります。
治療効果判定や重症度を見る検査として、CRPや赤沈などの血液検査や、関節エコー検査などがあります。

関節リウマチの治療

関節リウマチの治療目標は、お薬を用いて「寛解」という状態にすることです。「寛解」は痛みや腫れがなく、病気の状態が落ち着いており、関節の破壊が進行しない状態をいいます。関節リウマチの治療は痛みをとることに加えて、関節の破壊を抑える必要があります。また、薬以外にも、リハビリテーションや手術を行うこともあります。患者さまの状態に合わせた総合的な治療を行うことが重要です。
関節リウマチの治療薬には抗リウマチ薬、生物学的製剤などがあり、当院では患者さまに合わせた治療を行っております。

リウマチ看護専門外来

当院には、日本リウマチ財団認定のリウマチケア看護師がいます。
リウマチ専門医と連携し、患者さまの治療や生活をサポートしています。
生物学的製剤の自己注射の指導や、患者さまご家族さまからのご相談をお受けしております。

膠原病とは

膠原病とは、免疫に異常をきたし全身の臓器に慢性的な炎症をきたす自己免疫性疾患の一部の病気の総称です。全身性エリテマトーデス、強皮症、血管炎などが代表的な疾患です。

膠原病を疑う症状

膠原病は疾患によりさまざまな症状を来します。関節の痛みが持続する、熱が続く、皮疹がでる、日光過敏が見られる、口内炎ができる、目や口が乾く、足がむくむなどです。

膠原病の検査

膠原病の検査は、抗核抗体やリウマチ因子などの血液検査、検尿、レントゲン、CT検査などを行い診断します。また、治療効果や副作用が出ていないかどうかの検査も定期的に行う必要があります。

膠原病の治療

膠原病の治療は、ステロイド療法、免疫抑制療法などが中心となります。病気の種類・重症度によって、治療方針が違いますので、主治医と相談の上、治療薬を決定することが重要です。

ご不明なことがございましたら、リウマチ膠原病内科に相談してください。

リウマチ膠原病内科 診療時間

午前の診療9:00〜12:00
午後の診療13:00〜15:30

※受付時間は15分前となります。

リウマチ膠原病内科 診療担当表

診療時間
午前吉田周造木村侑子吉田周造
木村侑子
木村侑子木村/吉田
(不定期)
午後吉田周造吉田周造 

◇関節エコー外来◇

※お仕事などで平日休めない方にも、検査や治療を十分に受けていただけるよう、
土曜午前の外来(不定期)は完全予約制を採用しています。

土曜日の予約可能日は以下の通りです。(予約状況等によりお受けできないこともございます)
7月・・・10日、17日、24日、31日
8月・・・7日、14日、21日
9月・・・4日、11日、18日、25日
10月・・・23日、30日(10月より、天の川病院での診療となります)

※ご予約は、ご来院時又はお電話にてお問い合わせください。

リウマチ膠原病内科 担当医のご紹介

リウマチ膠原病内科 部長
リウマチ膠原病センター センター長
吉田 周造(よしだ しゅうぞう)

●出身大学:大阪医科大学 医学博士
●日本リウマチ学会 専門医 指導医 登録ソノグラファー
●日本内科学会 認定内科医 総合内科専門医
●日本臨床免疫学会 所属
●日本臨床リウマチ学会 所属
●日本アフェレシス学会 所属

平成23(2011)年より、関節リウマチや全身性エリテマトーデスをはじめとした膠原病患者さんの診療をしております。平成30(2018)年からはリウマチ膠原病センターを開設し、リウマチ専門医(常勤医師3名)とリウマチ専門看護師、理学療法士を中心に患者さん一人一人に合った治療を行えるよう協力して診療しております。ひとえに関節炎といっても関節リウマチ以外にも関節炎を起こす病気はたくさんあります。当科では関節エコー検査を積極的に行い、病気の鑑別、病勢の正確な把握を行います。またCTやMRIなどその他の画像検査も揃っており、眼科、皮膚科、整形外科、泌尿器・透析科などの内科以外の科との連携を行っておりますので迅速に合併症の評価も可能です。入院での加療やリウマチ教育入院なども積極的に行っております。若い患者さんには安心して妊娠・出産ができるように女性医師がサポートを行う母性内科外来を併設しています。また膝や股関節の関節変形が強く移動が難しい患者さんやご高齢の患者さんを中心にお車での送迎をさせて頂いております。若年の患者さんからご高齢の患者さんまで、気軽に受診や相談をしていただけるように、また、様々な病態に迅速に対応できる医療機関として、皆さまのお役に立てればと思っております。

※吉田医師によるリウマチ・膠原病に関する記事が掲載されています

リウマチ膠原病内科 医長
リウマチ膠原病センター 副センター長
木村 侑子(きむら ゆうこ)

●出身大学:大阪医科大学 医学博士
●日本リウマチ学会 専門医 指導医 登録ソノグラファー
●日本内科学会 認定内科医
●日本臨床リウマチ学会 所属
●日本母性内科学会 所属
●日本アレルギー学会 所属
●日本女性医学学会 所属
●日本整形外科超音波学会 所属

メッセージ
平成30(2018)年10月より、関節リウマチを代表とする膠原病を中心に診療しております。関節リウマチなどの膠原病は小児から高齢の方まであらゆる年齢で起こりえます。とくに、若い年齢で病気を発症した患者さんやそのご家族は、将来の家族計画について、妊娠に対する不安や疑問も同時に抱えていらっしゃると思います。

当リウマチ膠原病センターでは小児期や若年で病気を発症された患者さん、妊娠を契機に発症された患者さんにむけて、結婚・妊娠・出産・産後までを総合的にサポートする母性内科外来を開設しました。患者さんが無理なく、安全に妊娠・出産ができるように、病気とうまく付き合いながらの家族計画を立てていけるように、一緒に考え、寄り添う医療を目指しています。

(看護師)
鈴木 夕香里(すずき ゆかり)

<資格>
日本リウマチ学会 会員
  ・日本リウマチ財団 登録リウマチケア看護師
日本腹膜透析医学会 会員
  ・CAPD認定指導看護師

関節リウマチをはじめとする膠原病患者さんの治療に対する思いは多種多様です。安心して満足した治療を受けていただくためにプライバシーに配慮し、丁寧でわかりやすい説明を心がけ、治療中の患者さんの心と体をサポートしていきます。
また、患者さん自身が正しい知識を持ち、自己管理が行えるよう支援していきます。今後も、患者さんに寄り添い、ともに学び成長し続けていけるよう頑張ります。

※急患の場合は来院前にお電話をお願いします。
枚方市駅からお越しの方は京阪バスをご利用下さい。

1月20日(水)午前診:担当医変更 大中医師→木村医師

※急患の場合は来院前にお電話をお願いします。
枚方市駅からお越しの方は京阪バスをご利用下さい。

1月20日(水)午前診:担当医変更 大中医師→木村医師

◇ 当面の期間、面会禁止です ◇